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三重短期大学・三重銀総研主催
第10回小論文・作品コンクール 地方創生〜わたしが考える地域の活性化〜



三重短期大学と株式会社三重銀総研は、産学連携事業の一環として三重短期大学生を対象とした第10回小論文・作品コンクールを実施しました。今年度は「地方創生〜わたしが考える地域の活性化〜」をテーマに、小論文に加えて、レシピやデザイン等の作品も新たに募集しました。
2016年6月から10月までの応募期間中に、過去最多となる41件の応募がありました。
選考委員会で応募作品を審査し、最優秀賞1件、学長賞1件、優秀賞2件、佳作4件(うち作品1件)を選考するとともに、11月19日に開催された三重短期大学大学祭において表彰いたしました。


・小論文部門 氏名 タイトル名 学科
最優秀賞 前川 明男 「学校を核」とした住民主体の地方創生
 −いなべ市藤原町「立田地区」での取組を通して−
法経科第2部 2年
学 長 賞  山口 由貴 職業訓練による地方創生の可能性について 法経科 経商 2年
優 秀 賞 間宮 宝 漁村ツーリズムについて 生活科学科 1年
浮田 翼 子供の貧困と共助社会 法経科第2部 2年
佳 作 田中 治代 伊勢型紙の魅力で地域活性化を 法経科第2部 2年
杉山 陽菜 漫画・アニメを活用した地域活性化の可能性 法経科 経商 2年
前田 花梨 「買物難民」と地方公共交通機関 法経科 経商 2年
・作品部門 氏名 タイトル名 学科
佳 作 村田 英里紗 黒糖バナナ寒天 生活科学科 2年


○入賞作品 小論文要旨

  • 最優秀賞 前川 明男 「『学校を核』とした住民主体の地方創生−三重県いなべ市藤原町『立田地区』での取組を通して−
  •  過疎地での学校の役割は児童生徒の教育だけにとどまらない。過疎地の学校は地域づくりの拠点であり、地域を活性化させる上で大きな役割を担っている。
     三重県いなべ市藤原町立田地区は、総世帯数207世帯、空き家29戸、三重県最北端の「過疎地」である。1988年、立田地区の立田小学校は児童数減少により複々式学級化の危機にあった。複々式学級化回避のために、地域住民は児童数確保を目的に「山村留学」の取組を始めた。この取組は学校の活性化だけにとどまらず、住民主体による地域の活性化、地域づくりそのものとなっていった。その結果、複々式学級化は回避され、山村留学は2016年度まで29年間も継続し、児童の卒業後もそのまま立田地区に5世帯が転居している。
     過疎地にあって、学校はまさに地方創生の核である。地域に大きな活力を与え、地域の維持、地域の活性化に重要な役割を担っているのである。過疎地の学校の統廃合は、地方創生に逆行するものである。 
     

  • 学長賞 山口 由貴 「職業訓練による地方創生の可能性について」
  •  職業訓練を知っていますか。職業訓練とは、働く上で必要な知識や技能を求める人に対して国や地方自治体が行う訓練のことです。職業訓練の受講は、私にとって自分の人生を見つめ直すよいきっかけとなりました。職業訓練は多くの人々の人生を変えることができると私は思います。職業訓練を単なる求職者への措置として実施するのではなく、人々が学び、向上し、自分の尊厳を見出す場として利用できるようになってほしいと思い、この小論文を書きました。
     そして職業訓練の拡充は、地方創生の足掛かりとして十分に機能すると思います。雇用だけではなく、移住への政策の一環として組み込んだり、福祉政策に利用することで、地域の活性化を促すことができると考えています。それらを踏まえたうえで、わたしなりにモデル案を考えてみました。
     労働者の雇用環境が悪化し、労働者自身の質の向上が求められる中で、職業訓練の果たす役割は非常に大きいと思います。職業訓練がこれからより多くの人々を救っていくことを願っています。 

  • 優秀賞 間宮  宝 「漁村ツーリズムについて」
  •  地域に人を呼び、住んでもらうための地域創生の一環として、各地で漁村ツーリズムが行われている。漁村ツーリズムは主に二つの意義を持つ。第一に漁業の良さを体験によって知ることが出来ること。第二に地域のいいところ見てもらい将来の移住に繋げることである。その一方で課題は、漁師さんが体験者にいいところを見てもらおうとして、乱獲や資源枯渇に繋がることがあげられる。コースが定型化してしまえば、体験者の飽きを招いてしまう可能性がある、といった課題も存在している。
     漁業は、健全な海洋生態系さえ維持できれば、肥料などのいらない持続可能な産業ではあるが、乱獲など資源管理に失敗すれば存続することはできない。また、枯渇した資源を養殖で全てまかなうことも不可能である。漁村ツーリズムを通して、人々に漁業の現状を知ってもらい、資源管理のあり方について考えて貰うという意味でも、このことは重要な取り組みであると言える。

  • 秀賞 浮田  翼 「子供の貧困と共助社会」
  •  子供の貧困問題の中でも、家計と社会的孤立について考えた。
     子供の貧困は、親の経済力(家計)、所得によるところが大きいと考え、子供がどのような家庭状況(親の年間所得、雇用形態等)におかれているかを調べ、親の雇用形態の改善だけでは不十分であると述べた。家計(所得)を如何にして増やすかについては、手当や同一労働同一賃金政策等が考えられたが、それらには様々な懸念があった。そのため、従来の就業規則(副業規定)に着目し、実現の可能性がある解決策について考察した。
     また、子供の貧困問題の解決案としてよく挙げられる行政や国の金銭補助、児童扶養手当などの増額に関しては、やや問題があると考えたため、別の支援策を提案した。子供の貧困問題に伴う社会的孤立(悩みの相談、頼る相手がいない状態)については親子共に陥る可能性があり、その解決策として共助社会【共に助け合う社会】の仕組みが必要と考え、その方法として私の近隣住民の事例やあるNPOの活動を紹介し、すなわち【場】の設定が重要であると結論づけた。

 

今回(2016年度)の入賞作品集(全文)はこちら
2016年度 第10回小論文・作品コンクール テーマ「地方創生〜わたしが考える地域の活性化〜」(PDF)
 

過去の入賞作品集
2015年度 第9回小論文コンクール テーマ「地方創生〜わたしが考える地域の活性化〜」(PDF)
2014年度 第8回小論文コンクール テーマ「“いのち”と“くらし”の未来を考える」(PDF)
2013年度 第7回小論文コンクール テーマ「“いのち”と“くらし”の未来を考える」(PDF)
2012年度 第6回小論文コンクール テーマ「地方都市のまちづくりを考える」(PDF)
2011年度 第5回小論文コンクール テーマ「3・11後のライフスタイル」(PDF)
2010年度 第4回小論文コンクール テーマ「これからの働き方を考える」(PDF)
2009年度 第3回小論文コンクール テーマ「これからの働き方を考える」(PDF)
2008年度 第2回小論文コンクール テーマ「環境問題に対する私の意見・提言」(PDF)
2007年度 第1回小論文コンクール テーマ「環境問題に対する私の意見・提言」(PDF)

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株式会社三重銀総研 調査部
〒510-0087 三重県四日市市西新地7-8
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