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三重短期大学・三十三総研主催
第12回小論文・作品コンクール 共生社会



三重短期大学と株式会社三十三総研は、産学連携事業の一環として三重短期大学生を対象とした第12回小論文・作品コンクールを実施しました。今年度は「共生社会」をテーマに、小論文や、レシピ・デザイン等の作品を募集しました。
2018年7月から10月までの応募期間中に、44件の応募がありました。
選考委員会で応募作品を審査し、最優秀賞1件、学長賞1件、優秀賞3件、佳作4件を選考するとともに、11月17日に開催された三重短期大学大学祭において表彰いたしました。


  氏名 タイトル名 学科
最優秀賞 和手 甚幸 現代社会における子どもの貧困の諸問題 法経科 第2部 2年
学 長 賞  井上 麻衣 高齢化が進む町と大学生の共生 法経科 第2部 2年
優 秀 賞 松村 咲歩 共生社会とドメスティック・バイオレンス 法経科 第2部 2年
峰 英美 コミュニティ防災の構築
〜持続可能な地域共生社会の形成〜
法経科 第2部 2年
鈴木 沙弥子 下津醤油の和プリン 生活科学科 食物栄養学専攻 2年
佳 作 太田 真由 キャッシュレス化社会に向けての日本の課題 法経科 第1部 経商コース 2年
高橋 結衣 「買い物難民」について 法経科 第1部 経商コース 2年
平尾 厚子 大量廃棄社会を考える −服飾産業を題材に− 法経科 第2部 2年
東浦 菜々子 日本式グルテンフリー
「グルテンフリー明太チーズコロッケ」
生活科学科 食物栄養学専攻 1年


○入賞作品 要旨

  • 最優秀賞 和手 甚幸 「現代社会における子どもの貧困の諸問題」
  •  仕事で訪れた小規模児童養護施設、身近なところで保護を必要とする子どもたちの実情を目の当たりにして、現在子どもたちの置かれている状況や課題、改善しようという行政やボランティアの動きについて調べた。児童養護施設の7割が大宿舎制であることから、今後は施設の小規模化を進め、家庭的養護と個別化を行い、当たり前の生活を保障するとある。しかし施設や里親の元での虐待は無くならない。また施設に入所していない貧困問題の子どもが存在する。なぜこのような状況になったのか。親の子供を育てる環境や、家庭の経済環境が大きく関わり、貧困のスパイラルが親の学歴や職業によってこどもの学力に格差が生じており、それが拡大していることが問題であり是正してくことが急務である。
     そのような中で子ども食堂と無料学習塾が運営され、ボランティアと行政が連携して対策に乗り出している。地域に暮らす人たちが共に支え合い、課題を解決する力を再構築しようという「地域共生社会」の実現が望まれる。 

  • 学長賞 井上 麻衣 「高齢化が進む町と大学生の共生」
  •   「超高齢社会」と言われる日本の各地で、これまで受け継がれてきた祭りや行事が行えなくなるという状況が起き始めている。三重県津市栗真町屋町の盆踊り大会もそのひとつで、実行委員会は住民の高齢化、参加者の減少等により厳しい運営状況に悩まされていた。
     しかし近年、町内にある三重大学の国際交流センターからの依頼で留学生が参加するようになると、年々その参加者が増え活気が戻り始めた。今後、町民と学生がともに作り上げる新たな形の祭りとして期待が寄せられている。
     本稿は、全国的に課題となっている「住民の高齢化による地域行事の衰退」から、地域の特性を生かして脱却しつつある例として津市栗真町屋町の町屋盆踊り大会を挙げ、高齢化が進む町の現状や祭りの歴史、留学生が参加するようになったきっかけとその反応、また、未だ抱える課題などを、実行委員会の方への取材を軸にまとめた小論文である。

  • 優秀賞 松村 咲歩 「共生社会とドメスティック・バイオレンス」
  •  共生社会の実現のために欠かすことができない条件は、男女ともに平等に生きていくことが可能であることだ。その実現のためには解決していかなければならない問題が多数存在するが、ここでは時に刑事事件にもなりうる深刻な問題、ドメスティック・バイオレンス(以下DV)について論じていきたい。
     DV は今でこそ社会的な問題であると認知されるようになったが、認知されるまでには長い歴史がある。ことわざに「夫婦喧嘩は犬も食わない」という言葉があるように、昔は「暴力」を単なる「喧嘩」だと勘違いする人が多く、故に社会的に問題にされない傾向にあった。2001 年、日本でようやくDV 防止法が成立し、DV が犯罪行為だと明文化されたことは、社会に強いインパクトを与えた。しかしながら、DV 法の成立によりDV が認知されるようになったのは確かなのだが、名前は知っているが内容は知らないという問題がある。
     DV 問題を解決し、男女平等の共生社会を実現するにはどうすればよいのか。まずはDV 問題の深刻さをより周知させることから始まる。そしてそのなかでDV 法の中身を知ってもらうことが望ましい。かけがえのないパートナーに暴力を振るうという最悪の人間がいるこの世の中はもうだめなのかもしれない。しかし、あきらめることなく世の人々が自由に等しく生きることを達成するためには多くの時間を費やすことが必要とされるだろう。長い時間がかかってでも、少しでも暴力に耐える人が減り、後遺症に悩む人がいなくなることを願う。

  • 秀賞 峰 英美 「コミュニティ防災の構築 〜持続可能な地域共生社会の形成」
  •  自然災害が多発する日本では、急速に進む少子高齢化にむけて、様々な災害に対する減災力を高めることが、急務である。それには、「自助」、「共助」、「公助」、各主体がともに危機管理について情報を交換し、共有し合うリスクコミュニケーションが重要な鍵となる。私は、とりわけ地域で助け合う「共助」のコアである地域コミュニティに着目した。災害や犯罪などのリスクに対応するセーフティネットになる防災コミュティの構築。そのためには、従来型の防災訓練や防災教育ではなく、参加型のワークショップが効果的である。地域住民が、積極的に地域のまちづくり計画や策定、評価、防災・防犯、環境美化などに関連するワークショップを行うことで、行政の側からの視点にはない地域のニーズや問題点が浮き彫りになり可視化され問題解決の糸口となる。そして、それらが、地域住民全体のより良い地域共生社会が形成されることに繋がっていく。

  • 秀賞 鈴木 沙弥子 「下津醤油の和プリン」
  •  この「下津醤油の和プリン」は、地元の食材を使って、インパクトのあるおいしいデザートを作りたいと思い、食物栄養専攻の駒田ゼミのみんなで考えた作品です。
     材料に、一身田にある下津醤油さんの「特級醤油」を使用し、和風に仕上げています。また、豆乳を使用し、甘くて濃厚で、小さな子供にも楽しんでもらえるようと何度も試作して工夫を重ねました。卵を多く使用しているため、エネルギーが少し高めで、高齢者のエネルギー補給にもなります。食感は、つるんとしていてなめらかなので、嚥下困難の方でも容易に飲み込むことができるのではないかと思います。
     今年の夏休みに実際に下津醤油さんの工場へお伺いし、製造の現場を見学させていただき、醤油についても調べてきました。そして今回、全ての世代の方に楽しんでいただけるデザートを作ることができました。
     このプリンは、12月16日に開催する地域連携カフェ「ほのぼ〜の」のランチのデザートとして提供する予定です。

 

今回(2018年度)の入賞作品集(全文)はこちら
2018年度 第12回小論文・作品コンクール テーマ「共生社会」(PDF)
 

過去の入賞作品集
2017年度 第11回小論文・作品コンクール テーマ「共生社会を目指して」(PDF)
2016年度 第10回小論文・作品コンクール テーマ「地方創生〜わたしが考える地域の活性化〜」(PDF)
2015年度 第9回小論文コンクール テーマ「地方創生〜わたしが考える地域の活性化〜」(PDF)
2014年度 第8回小論文コンクール テーマ「“いのち”と“くらし”の未来を考える」(PDF)
2013年度 第7回小論文コンクール テーマ「“いのち”と“くらし”の未来を考える」(PDF)
2012年度 第6回小論文コンクール テーマ「地方都市のまちづくりを考える」(PDF)
2011年度 第5回小論文コンクール テーマ「3・11後のライフスタイル」(PDF)
2010年度 第4回小論文コンクール テーマ「これからの働き方を考える」(PDF)
2009年度 第3回小論文コンクール テーマ「これからの働き方を考える」(PDF)
2008年度 第2回小論文コンクール テーマ「環境問題に対する私の意見・提言」(PDF)
2007年度 第1回小論文コンクール テーマ「環境問題に対する私の意見・提言」(PDF)

お問い合わせ先
株式会社三十三総研 調査部
〒510-0087 三重県四日市市西新地7-8
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