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三重短期大学・三重銀総研主催
第9回小論文コンクール 地方創生〜わたしが考える地域の活性化〜



三重短期大学と株式会社三重銀総研は、産学連携事業の一環として三重短期大学生を対象とした第9回小論文コンクールを実施しました。今年度は「地方創生〜わたしが考える地域の活性化〜」をテーマに募集しました。
2015年6月から10月までの応募期間中に、過去最多となる36件の応募があり、両機関の関係者5名で構成する選考委員会で応募作品を審査し、最優秀賞1件、学長賞1件、優秀賞3件、佳作4件を選考するとともに、11月14日に開催された三重短期大学大学祭において表彰いたしました。


氏名 タイトル名 学科
最優秀賞 野澤 有紀
近藤 真利奈
杉谷 まち子
若林 幸

三重県の伝統食材を用いた地方創生を考える
−シロミトリ豆の普及活動から−
生活科学科 2年
学 長 賞  川村 優斗 地方商店街の現状と対策 法経科第2部 2年
優 秀 賞 川北 耕平 インフラ整備による三重県南部の地域振興 法経科第2部 2年
山本 晴香 地域で子どもの貧困の連鎖を止める 法経科第2部 2年
山吉 真鈴
宮田 こころ
勇宮 加苗
お雑煮で三重県の活性化 生活科学科 2年
佳 作 上野 珠希 伊賀鉄道と地域活性化について 法経科 経商 2年
岡 美有紀 地域野菜のブランド化戦略について 法経科 経商 2年
新貝 なつ美 官民連携による地域の活性化について 法経科 経商 2年
奥西 猛 地方創生〜わたしが考える地域の活性化〜 生活科学科 1年


○入賞作品 小論文要旨

  • 最優秀賞 野澤有紀、近藤真利奈、杉谷まち子、若林幸「三重県の伝統食材を用いた地方創生を考える−シロミトリ豆の普及活動から−」
  •  我々はゼミナールの研究テーマである「シロミトリ豆」について広め、食文化を次世代に継承していくことが、地方創生の一助になるのではないかと考えた。シロミトリ豆とは三重県北中部の特定の地域でのみ栽培され、行事食や日常食として利用されている三重県の伝統食材である。しかし、その認知度は低いのが現状で、その利用方法について知る人も減少しつつある。また、シロミトリ豆の栽培農家への聞き取り調査を行った結果から、シロミトリ豆の栽培を担う後継者が不足していることが分かった。
     これらのことから、我々はシロミトリ豆を三重県の伝統食材として広める活動を行うことにした。その活動の一つとして、地元のイベントへの出店やウェブログによるPR活動を試みた結果、多くの人にシロミトリ豆についての知識を伝えることができた。
     今後は、シロミトリ豆の生産者同士の連携、生産者と消費者の橋渡し、食育などの活動を通じてシロミトリ豆をさらに普及させ、地域の活性化に繋げていきたい。
     
  • 学長賞 川村優斗 「地方商店街の現状と対策」
  •  はじめに、私は京都の2つの商店街を取材して、そこで得られた教訓を大門商店街に還元していきたいと思って取材を行いました。
     まず、大門商店街の取材では厳しい現状にあることが分かりましたが、一方で、三条会商店街や出町柳商店街は立地などの条件は良いものの、車社会の進展や大型流通資本の進出による客離れという共通する問題があることが分かりました。そのようななか、この2つの商店街の対策は三条会商店街では、組合を中心としてうまくいかなくても改善しながら対策を講じ続ける、出町柳商店街では自助努力の精神で地元に支えられ、地元住民を守るというものでした。
     このように2つの商店街は「自治組織」が機能していましたが、大門商店街の1番の問題は地元住民が「仕方がないと諦めている」ことにあり、この「やる気」の問題を解決し、自治組織を機能させていくことが、困難だからこそ今後の地方商店街を左右するカギになると思いました。 

  • 優秀賞 川北耕平「インフラ整備による三重県南部の地域振興」
  •  現在、三重県の南部地域は少子高齢化、都市部への人口流出、産業の衰退といった多くの問題に直面しており、南部の各自治体はこれら問題を解決するための施策が求められている。このような地域の現状は交通アクセスの不便さによるところが大きく、観光や企業誘致といった産業振興を困難にしている要因のひとつとなっている。そのため、インフラ整備こそが地域活性化に繋がるのではないかと考える。交通インフラ整備の成果として、実際に平成26年3月の「紀勢自動車道」及び「熊野尾鷲道路」の全線開通後、南部地域は交通、観光、産業といった経済面だけではなく、医療、災害といった地域の生活環境に密接な部分も含む多くの面で改善と影響がみられた。これにより、ハード面でのインフラ整備は一山越えたともいえる。今後求められるのは人的インフラや制度インフラといったソフト面での整備である。つまり、高速道路の開通を各自治体がどう町づくりに活かすかということが地域振興において重要となる。

  • 秀賞 山本晴香「地域で子どもの貧困の連鎖を止める」
  •  実感が湧きにくいかもしれないが、日本の子どものおよそ6人に1人が貧困である。彼らが大学に進学することは容易ではない。なぜなら、貧困家庭の親の半数は最終学歴が高卒以下であり、自分の子どもの進学に対して積極的ではないからである。更に、シングルマザーの多くは非正規雇用でないと働けない環境にあり、その年収から子どもの学費を捻出することは大変困難である。一般的に安いと言われている国立大学の授業料は、今では私立大学とそれほど差がない。奨学金を借りるという選択肢があるが、それは卒業後に借金を抱えて社会に出ることを意味する。これは進学を諦める大きな要因となり、次第に勉強に対する意欲までなくしてしまう。この貧困の連鎖を解決するには、地域による教育支援が必要である。国では時間がかかってしまうことが、地域ならば迅速に取り掛かることができるからである。これからは地域で子どもを支えることが求められるだろう。

  • 優秀賞 山吉真鈴、宮田こころ、勇宮加苗「お雑煮で三重県の活性化
  •  三重県にはたくさんの種類のお雑煮が存在している。日本の中心に位置する三重県は、東日本文化と西日本文化の融合地点であることから、東西の食文化の影響が残っている。その形となって残っているのが「お雑煮」である。八つの地域に分かれている三重県のお雑煮も、地域によって味付けや具材に違いがあり、お雑煮に込められている歴史や意味合いも地域によって様々である。
     そこで私たちは、三重県の新しい一面を知ってもらい、地域の理解を深める機会を『お雑煮コンクール』という形で提案した。地域で作られているお雑煮を実際に食べてもらうことで、今まで知らなかった三重県の文化や歴史が見えてくるのではないだろうか。
     「食」という身近なものから、三重県の文化に直接触れることができるお雑煮の魅力を知り、これからの未来に伝えていくことが大切である。それが、三重県の活性化につながるのではないかと私たちは感じている。 

 

今回(2015年度)の入賞作品集(全文)はこちら
2015年度 第9回小論文コンクール テーマ「地方創生〜わたしが考える地域の活性化〜」(PDF)
 

過去の入賞作品集
2014年度 第8回小論文コンクール テーマ「“いのち”と“くらし”の未来を考える」(PDF)
2013年度 第7回小論文コンクール テーマ「“いのち”と“くらし”の未来を考える」(PDF)
2012年度 第6回小論文コンクール テーマ「地方都市のまちづくりを考える」(PDF)
2011年度 第5回小論文コンクール テーマ「3・11後のライフスタイル」(PDF)
2010年度 第4回小論文コンクール テーマ「これからの働き方を考える」(PDF)
2009年度 第3回小論文コンクール テーマ「これからの働き方を考える」(PDF)
2008年度 第2回小論文コンクール テーマ「環境問題に対する私の意見・提言」(PDF)
2007年度 第1回小論文コンクール テーマ「環境問題に対する私の意見・提言」(PDF)

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〒510-0087 三重県四日市市西新地7-8
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